粒子分散の基礎から具体的な評価事例まで、6つのテーマでご紹介します。
<セッション1>2/28(水)13:00-13:50(約50分)
分散の基礎と評価法
「分散」はインク、電池、食品を含め様々な分野で利用されています。分散状態の良し悪しによって製品の性能が変わってしまいます。分散状態とはどんなものか、良い分散状態を維持させるために必要な条件とは何かに加え、分散の一般的な評価法についてご紹介します。
—アジェンダ—
・分散とは
・粒子分散系に関与する因子
・一般的な評価方法
・Q&Aセッション
<セッション2>2/28(水)14:00-14:50(約50分)
ゼータ電位の基礎と測定方法
ゼータ電位とは、分散媒中の粒子表面に集まるイオン層の外側の電位のことで、分散の安定性や粒子の凝集しやすさを知る指標になります。今回はゼータ電位の基本と光散乱電気泳動法による測定についてご紹介します。
—アジェンダ—
・ゼータ電位とは
・ゼータ電位測定原理
・ゼータ電位測定装置の紹介
・測定事例紹介
・Q&Aセッション
<セッション3>2/28(水)15:00-15:50(約50分)
in situ、オンライン等の粒子径測定の利点と評価装置
多くの粒子径測定装置はバッチ式ですが、in situ(その場)、オンライン、インラインで評価できる装置もいくつか存在します。オンライン等により、粒子径、分散評価を行うことでバッチ式にはないメリットがあることから、本セッションでは、オンライン等評価の利点、弊社取り扱いのオンライン評価装置の原理、特徴、評価事例をご紹介します。
—アジェンダ—
・in situ、オンライン、インライン評価
・対応測定装置(動的光散乱式、静的マルチ光散乱式、画像解析式)
・評価事例
・Q&Aセッション
<セッション4>2/29(木)13:00-13:50(約50分)
濃厚スラリーの粒子径・ゼータ電位の原液評価
実用系のスラリーのほとんどは溶媒と粒子だけを混ぜたようなシンプルな分散系ではなく、複数の添加物を混ぜて最適化された分散系です。このような分散系を希釈して測定すると、ソルベントショック等により実液での分散状態を反映しない恐れがあります。超音波方式の粒子径・ゼータ電位測定装置はこのような濃厚スラリーを希釈することなく、実液スラリーのまま粒子径・ゼータ電位を評価できます。本ウェビナーでは基礎原理から応用(オンライン含む)までご紹介します。
—アジェンダ—
・原液状態で分散評価の重要性
・超音波方式粒子径・ゼータ電位の測定原理
・測定事例
・オンラインへの応用
・Q&Aセッション
<セッション5>2/29(木)14:00-14:50(約50分)
分散安定性メカニズムとその評価法
分散の安定性には粒子径と粒子の沈降・浮上の安定性があり、これらのメカニズムと評価法をご説明します。評価法装置としてマルチ光散乱の安定性評価装置を取り上げ、その特徴とアプリケーションをご説明します。
—アジェンダ—
・分散安定性とは
・マルチ光散乱を使った安定性評価の原理と装置
・測定事例 インク安定性、セルロース分散など
・Q&Aセッション
<セッション6>2/29(木)15:00-15:50(約50分)
濃厚スラリーの分散性(濡れ性)の定量評価
インク・塗料は一般的に粒子濃度が高く濃厚溶液に分類され、希釈を行ってしまうと実際の分散状態から分散性が変化してしまうため、原液状態から分散性を変えずに測定する必要がございます。TD-NMRでは溶液の濃度に寄らず分散性・濡れ性を評価することが可能なため、インク・塗料の分散凝集状態を把握するのに抜擢な測定手法です。本ウェビナーではTD-NMRの評価装置を用いて、分散性・濡れ性評価について原理から評価事例までご紹介します。
—アジェンダ—
・原液評価の重要性
・TD-NMRの原理及び装置の紹介
・TD-NMRを用いた分散性・濡れ性評価の評価事例
・Q&Aセッション
【言語】
日本語
【参加費】
無料