化粧品用 SPFアナライザー Labsphere UV-2000S
- 概要
- 特徴
- 導入事例事例
SPF・UVAPF、PA+測定のベストセラーモデル
SPFアナライザーUV2000SはDiffey, B.L. J. Robsonによって考案されたIn vitro SPF値を迅速に測定できるワールドベストセラーモデルです。世界中の化粧品メーカー・OEMメーカーがこの装置でSPFの測定・評価しており、何万社もの導入実績があります。サンスクリーン評価試験規格であるISO23675, 23698, 24443, Colipa Guideline, FDA Final Ruleなどに適合している機種です。世界中の公的試験機関にも導入されており、国内含めて世界シェアナンバーワンのSPFアナライザーです。測定時間が5秒以下と非常に短く、サンプル個数が多いような測定にあたっては非常に相性の良い設計になっています。サンプルに均一な光が照射できる積分球と精度の高いCCDが搭載されており、高SPFサンプルでも値が飽和することなく測定することができます。
>>装置の測定の様子。1回の測定が3秒以下で素早く結果を手に入れられます!
ISO24443, Colipa Guidelineに適合した装置
化粧品のサンスクリーン剤、日焼け止めのラベルに用いられているSPF及びUVAマーク(国内のPA相当)は国際的な試験規格に定められていることで有名です。その試験規格はin vivo, in vitro存在し、2009年に初のin vitro試験方法 Colipa Guidelineが定められ、2011年にはISO24443としてin vitro試験方法が世界的に標準化されました。本装置はこれら試験規格に適合しており、準拠したin vitro SPF値・in vitro UVAPF値が測定することができます。海外市場向けの製品に対して最終的なラベル化まで完結できるのはもちろん、装置から得られる国際規格に基づいた、しっかりとした裏付けのある精確なデータは、製剤基礎研究開発段階やin vivo試験のプレ試験データとしても非常に有用性があります。
豊富な塗布プレート
従来から存在するビトロスキン、トランスポアテープ、石英板は塗布しにくいという問題やサブストレートの不均一性によって必ずしも再現性の高いデータが得られておりませんでした。サンスクリーン剤の試験規格であるColipa Guideline, ISO 24443, FDA Final Ruleではこのような問題に着目し、サブストレートを標準化させるという結論に至りました。本規格には表面粗さ条件つきのPMMAプレート(HD6/SB6)が規格化されております。弊社ではこれらの規格に適合しているPMMAプレート(ヘリオプレート)を取り扱っています。ヘリオプレートはサンスクリーン剤規格に定められた仕様を満たしている特許取得された唯一のプレートです。均一性の高いプレートを使うことで測定の再現性を高め、試験の信頼性向上につながります。
ウォータープルーフ試験用サブストレート
ビトロスキンは人肌のトポグラフィーを模したシートです。サンスクリーン剤のサブストレートとして用いることができ、Labsphere社のSPFアナライザーと組み合わせることでin vitro ウォータープルーフ試験を簡便にすることができます。欧州・欧米・国内において200社以上に導入実績のある世界的に使われているサブストレートです。
- 特徴
SPFアナライザーの特徴
◆ ワンタッチ試料設置
◆ 1回の測定時間5秒以内
◆ SPF 50+に対応
◆ 測定した位置を特定し再現できるマニュアルX-Yステージ
◆ 簡便なPerformance Validation機能により正確で再現性の高い測定が行えます。
◆ SPF, UVA-UVB比, COLIPA UVAPF, Revised Boots Star Rating規格値 等を自動的に算出します。
◆ デュアルダイオードで入射光と透過光の差分を差し引くので、光源の波長変化に影響されません。
◆ キセノンフラッシュランプを使用しているのでサンプルを傷つけずに正確に測定できます。
光劣化測定
近年の国際規格では特定波長の光試験機を使用した光劣化を考慮に入れたサンスクリーン特 性値の測定を推奨・規格化しています。UV2000Sは、お手持ちの光試験機と組み合わせて光劣化を考慮に入れたサンスクリーン特性値の測定が簡単に行えます。光劣化は太陽光に日焼け止めがさらされたとき、どれだけ効果が保持できるかという指標につながります。ヨーロッパ市場における製品ラベルのUVAマーク、北米のBroad Spectrumはこの方法で合格・不合格試験を実施しています。
組成開発時ニーズに対応
製品開発時には様々な工程で時間を取られ、また様々な配合比率でのテスト品を複数製作することから非常に長く時間を要します。サンスクリーン剤は増して、国内のラベル化のためにIn vivo試験をしなければならず、より多くの時間と費用が掛かってしまいます。SPFアナライザーは内蔵のCCDアレイによって、1回の測定時間が非常に短く、多くのサンプルを瞬時に即礼できます。スクリーニング用途としても使えることから、最終的なのIn vivo試験に出す前の判断材料にもなり、試験結果の予測やコスト削減に寄与します。
- 導入事例