TBS2100E-F

テーパー入りのローター／ステーターを搭載したテーパードベアリングシミュレーター（TBS：Tapered Bearing Simulator）を用いた粘度計です。ASTM D4683及びASTM D6616で規定される高温高せん断条件下での絶対粘度を測定する規格試験器となります。

ILSAC（GF-2～GF-6）、API（SM、SN、SP）、ACEA Oil Sequence及びSAE J300といったエンジンオイル品質規格における粘度分類に基づく粘度決定に必要な装置です。

また、ASTM規格条件外の温度、せん断速度での測定も可能です。

特長

• 幅広い温度、せん断速度での絶対粘度測定が可能です。
• オートサンプラーにサンプルをセットするだけでサンプル注入から測定まで全自動で行います。
• キャピラリー式と異なり、せん断速度の補正が不要であり、詰まりによる測定エラーの懸念もございません。
• 測定後の溶剤による洗浄が不要です。

用途

• エンジンオイル品質規格（ILSAC、API等）に基づくエンジンオイルの粘度決定
• 自動車エンジンやその他の高出力エンジンに使用されるエンジンオイルの粘度評価
• エンジンの燃費効率評価
• 中、高速レシプロエンジンや自動車、その他高出力エンジン内のベアリング状態の評価
• 鉄道車両用エンジンオイルの品質管理
• 新品及び使用済のエンジンオイルの評価試験