振動摩擦摩耗試験機 FFTシリーズ(FFT-M、FFT-1、FFT-2)
- 概要
- 仕様
振動摩擦摩耗試験機試験機 FFTシリーズ(FFT-M、FFT-1、FFT-2)は、ナノ、マイクロ、マクロ範囲など様々なストローク条件にて試験が可能です。
高周波振動する2物体の接触面間で発生する表面損傷の評価や摩耗、接着、フレッチング疲労摩耗の分析に最適です。
ピエゾセンサーによって得られた摩擦力の実測値(Fx) からは、ピーク成分としての突発的に大きい摩擦力もしくは増減の幅が大きい摩擦力を検出することができ、 RMSボードによって高速処理された摩擦力の実行値(FxRMS) からは、摩擦力の連続性や持続性などを評価することができます。
また、オプションにて試験片間に様々な波形のAC/DCを印加することで、電蝕反応の他、試験片間に生じるインピーダンス(AC)
電気接触抵抗(DC)、比誘電率( εr )、誘電正接(tan δ)、そのほか様々なパラメーター測定により電気化学的にトライボロジー特性を評価することが可能です。
- 仕様
FFT-1 | FFT-2 | FFT-M | |
最大荷重 | 3000 N | 5000 N | 350 N |
ストローク範囲 | 10 µm ~5 mm ※試験条件による | ||
周波数範囲 | 500 Hz | 500 Hz | 200 Hz |
上部試験片 | φ 10 mm ボール、シリンダー | ||
下部試験片 | φ 24 mmディスク、角プレートなど | ||
接触形態 | ボールオンディスク(点接触)、シリンダーオンディスク(線接触) | ||
潤滑状態 | ドライ、オイル、グリース | ||
温度 | -40 ~150 ℃、800 ℃ | ||
電源 | 三相220 V |
FFT-M
最大加重500N
(ベンチトップ型, シングルコイル型、デュアルコイルミドルパワー型)
最大加重500N
(ベンチトップ型, シングルコイル型、デュアルコイルミドルパワー型)
高周波振動用ボイスコイルを小型化し、省スペースでフレッチング試験を実行し、摩耗、接着、フレッチング疲労摩耗を分析します。
FFT-1
最大加重3000N
(フロアスタンド型, シングルコイル型)
最大加重3000N
(フロアスタンド型, シングルコイル型)
FFT-2
最大加重5000N
(フロアスタンド型, デュアルコイル型)
最大加重5000N
(フロアスタンド型, デュアルコイル型)