シェル四球試験、TCT(鈴木式)試験、タッピングトルク試験 4球(上部回転)モジュール

- 概要
- 導入事例事例
特徴
多機能型摩擦試験機MFT-5000に搭載可能なモジュールです。上部が回転する機構となっており、オプションでインライントルクセンサーを搭載できます。
また、各種試験片ホルダーを変更する事で4球試験(シェル式、曽田式)、鈴木式TCT試験、タッピングトルク試験、クラッチ試験の実施が可能です。
対応公的試験
ASTM D5183, ASTM D2596, ASTM D2783 ASTM D2266, ASTM D4172
仕様
最大荷重領域 :10,000N
最大回転数 :5,000rpm (試験条件による)
温度範囲 :-40℃~200℃
アプリケーションノート
Rtec Instruments社製MFT5000に搭載可能な上部回転型モジュールを活用した4球試験に関するアプリケーションノートをご紹介します。本資料では、潤滑剤の評価に有効な各種試験方法を詳しく解説し、摩耗試験(Anti Wear試験)、焼付き試験(EP試験)、鈴木式TCT試験などの結果を掲載。試験精度の向上を実現する温度・荷重制御技術についても触れています。EV用途にも応用可能な試験機開発の最新情報も掲載しておりますので、ぜひご一読ください。
目次
1.概要 上部回転(4球試験)モジュールの特徴
2.試験A 1/2インチボール4球摩耗試験(Anti Wear試験)
3.試験B 3/4インチボール4球焼付き試験(EP試験)
4.試験C 鈴木式TCT(スラストシリンダー) 試験
5.補足資料 国産冷却ファンを用いた油温制御
6.その他 EV評価用試験機の開発進行
- 導入事例
4球試験(シェル式、曽田式)
- ボールホルダー、オイルカップを交換するとシェル式(ASTM規格)、曽田式(JIS規格)両方の試験が可能です。
- オプションの3Dプロファイラーを搭載する事で、摩耗痕の観測及び径の測定まで一連の操作を装置1台で完結することが出来ます。
タッピングトルク試験
- X-Yステージが自動で動くため複数のネジ穴に対して連続してタップを切ることが出来ます。
- モジュール内臓のインライントルクセンサーを搭載することでダイレクトなトルク測定が可能です。
- AEセンサーを搭載し異常音を検知することでモータの故障予防、タッピングの深度に応じた異音の観測が可能です。
- 自動インライン洗浄オプションを搭載することで、切りくずや破片を安全に取り除くことが可能です。
鈴木式TCT試験
- TCT試験用ホルダーに変更することでTCT試験が可能です。
- 専用のオイルコンテナはアンチスプラッシュ機構になっており、試験中のオイル飛散も心配ありません。