Ford CETP 00.00-L-467 (フォード) 複合サイクル試験
FORD CETP 00. 00-L-467試験規格でも相関性や再現性を高めるような試験サイクルで組まれています。 この試験サイクルでは屋外でサンプルが曝されるような現実的な温湿度条件が設定されており、尚且つ塩水噴霧よりも腐食加速性があると知られているシャワーサイクルをも設定しています。そして、このシャワー量は均一性と採水量を規格化しており、試験自体の再現性を高めています。この試験サイクルでは数分ごとのシャワーサイクルと低温での湿潤サイクルの複合サイクル試験が6時間行われ、17.5時間の50℃での乾燥サイクルが組まれています。温度設定は室温に近い低温な環境から腐食を加速化させる高温な環境まで幅広いレンジで試験機が対応できることが必要条件です。1サイクルでトータル24時間の試験になっています。
Q-Lab社取扱いのQ-FOG CRHではこの試験規格に適合した試験ができます。
試験槽の右隣に取り付けられたエアプレコンディショナーは除湿機能と精確な温度制御ができるようになっています。
精確な湿度コントロールは屋外で起こるサンプルの劣化を精確に再現します。
本規格で特徴的なシャワーサイクルはQ-FOG槽内のシャワーノズルから噴射されます。規格にはswaying nozzlesとの記載と共にデザインがありますが、デザイン規定はなくあくまで均一性の高い噴霧を要求しております。Q-FOGのFRP設計のノズルは耐腐食性が非常に高く、自動洗浄機能もついているため安心して試験を続けることができます。
Q-FOGのシャワーノズルはswaying nozzlesよりも均一性が高いことが知られています。噴霧口が動くモデルですと槽内中央は多く塩水採取されるのですが、動いてしまう関係で槽内の奥・手前側は少なくなる傾向にあります。Q-Lab社では実際に採取キットを槽内に敷き詰め、均一性が最も高くなるような設計にしております。Ford社の試験規格で要求されているシャワー噴霧量の測定は付属の採取量キットで対応可能で、要求されている槽内全体平均採取量を5-10[L/m2]クリアしており、尚且つ局所的な採取量3-15[L/m2]もクリアしています。局所的な採取量でさえも5-10[L/m2]に収まるため非常に均一性が高いです。