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Volkswagen PV1210(フォルクスワーゲン)複合サイクル試験

最新の自動車複合サイクル試験規格では従来の試験規格とは異なったサイクルが組まれ始めてきています。従来の複合サイクル試験では除湿機能を搭載する技術が無く、塩水噴霧よりも腐食を加速化させる方法も確立されておらず、屋外との相関性や試験機においての再現性が低い傾向になりました。現代において、主に海外の自動車メーカーでは精確な湿度コントロールの要求で屋外との相関性を高めて、また塩水噴霧ではなくシャワーを用いることで腐食加速度をコントロール出来るように試験サイクルを策定しています。

Volkswagen  PV1210試験規格でも相関性や再現性を高めるような試験サイクルで組まれています。 この試験サイクルでは屋外でサンプルが曝されるような現実的な温湿度条件が設定されています。この試験サイクルでは4時間の塩水噴霧から始まり、室温環境に4時間にてエージングされます。そして、高温環境に4時間で腐食を加速化し、これらのサイクルを5回繰り返します。最後に48時間の室温環境にて試験片はエージングされる構成で組まれています。1サイクルでトータル1週間の試験です。
Q-Lab社取扱いのQ-FOG CRHではこの試験規格に適合した試験ができます。

複合サイクル試験機Q-FOG CRHモデル

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試験槽の右隣に取り付けられたエアプレコンディショナーは除湿機能と精確な温度制御ができるようになっています。

精確な湿度コントロールは屋外で起こるサンプルの劣化を精確に再現します。

Volkswagen社の試験規格で要求されている塩水噴霧量の測定は付属の採取量キットで対応可能です。チャンバーがフラットな構造のため様々な箇所で測定することができます。

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複合サイクル試験機が精確な試験をしているかどうか確認するために標準腐食試験片(コロージョンクーポン)が用いられることがあります。コロージョンクーポンマスロス量測定することで、試験機内でしっかりと腐食促進されたかどうか確認することができるようになります。マスロスとは腐食による重量減少を測定して試験機の再現性を確かめる方法です。より確実な試験結果につながる証拠の1つになるため、本規格のみならず、様々な試験規格でこの方法は規格化されています。Q-Lab社で取扱いのあるクーポンは世界中で認知されており、業界で最もよく使われています。

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