FOUNDRY-MASTER Xpertとは

独自のダイナミックインテグレーションアルゴリズム(DIA)を採用した最新のCCDリードアウトシステムは優れた再現性を実現

スパーク放電発光分光分析装置FOUNDRY-MASTER Xpertは品質管理でご使用頂ける信頼性ある分析性能・合金判別を可能とし、正確な分析結果を提供します。微量の鉛、セレン、ランタン等の重要な元素の検出も可能です。

すべての金属製造業界において、費用対効果の優れたスパーク放電発光分光分析装置FOUNDRY-MASTER Xpertは高精度分析、優れた再現性の実現そして使いやすいソフトウェアはあらゆる用途でご使用頂けます。ハイコストパフォーマンス、ならびにランニングコストも低く非常に経済的です。

特長

独自のダイナミックインテグレーションアルゴリズム(DIA)を採用した最新のCCDリードアウトシステムは優れた再現性を実現

高分解能マルチCCDを搭載した高精度分光計

広範囲にわたる波長領域130nm ~ 800nmで鉄鋼中の窒素を含む、金属分析で必要とされるすべての元素を分析

最新のデジタルスパーク回路はスパーク放電パラメータを最適化し、あらゆる元素の検出下限を向上

ピークポジションアライメント(PPA)により優れた長期安定性

低波長領域も精度良く受光する真空光学システム

オイルトラップ・オイルミストフィルターにより分光計の汚染を防ぐ

最新技術を取り入れた外部PCワークステーション

仕様

高さ             380 mm
幅                 740 mm
奥行き           800 mm
重さ             85 kg
電源           110/230 V (50/60 Hz)
操作時消費容量   600 W
待機時消費容量    70 W

光学システム
パッシェンルンゲ分光器
波長範囲     130 – 780 nm
焦点距離　350,125 mm
最適化されたピクセル分解能を持つ高分解能マルチCCD
真空を破ることなく簡単に外部光路のレンズの清掃が可能

オプション
ワイヤーアダプターセット
サンプル前処理装置
スペアパーツキット
消耗品キット
ワイヤレスPCシステム

導入事例【PMI検査 – プラント】

石油プラント、化学プラントにおける高温環境下のパイプやバルブ、溶接、ボルトなどの合金を現場で成分分析し合金品種をその場で測定ができます。

～プラントにおける合金品種測定の特長～

• 高温環境での測定
• 稼働中のプラント現場に持ち運んでの測定
• 高精度な測定

 

導入事例【PMI検査 – 金属加工】

製造業における品質は、製品の品質が重要になります。また、金属加工における鋼材の品質を保証する書類としてはミルシートがあります。ただ、ミルシートのデータ改ざんや異材混入、材料の取り間違えは書類だけでは防ぐことが難しく、金属加工の各プロセスで合金品種をその場で測定する必要があります。

～金属加工において材料判別が必要なプロセス～

• 受入：材料の受入検査
• 加工：加工時の異材混入の確認
• 出荷：出荷時の検査

・（OES）PMI-MASTER Smart　炭素(C)、リン(P)、硫黄(S)も測定可能　→リンクはこちら

・（XRF）X-MET8000 Optimum　蛍光X線で様々な鋼種を非破壊分析　→リンクはこちら

・（LIBS）VULCAN　レーザー方式で軽金属を１秒で測定　→リンクはこちら

合金品種

金属材料の品質管理、定量試験

鉄鋼、鋳鉄、ステンレス鋼

非鉄金属

アルミニウム展伸材、ダイキャスト

銅青銅、真鍮、白銅

マグネシウム合金、亜鉛合金、その他