AI粒子画像解析ソフトウェア AIPAS(アイパス)
- 概要
AIPASとは
顕微鏡や分析装置で取得した粒子画像の解析では、粒子の数やサイズの計測にあたり人為的作業またはソフトウェアが用いられます。しかし、人為的な解析作業は時間を要するうえに作業者による誤差も生じる可能性があり、また、ソフトウェアによる解析では複雑な形状をした粒子画像の解析が困難という課題がありました。AIPAS(アイパス)は、AIを用いた独自の解析技術により、従来の画像処理技術では困難であった複雑な形状をした粒子や粉体の画像を高精度に解析することを可能にします。
特徴
簡単操作
ユーザーフレンドリーで直感的な操作が可能なソフトウェア構造をしているため、画像の読み込みと数少ないパラメータの設定を行うだけで、簡単に解析を行うことが可能です。
カスタマイズ対応
アプリケーションによって異なる難解な粒子画像に対し、最適化された独自のAIモデルをカスタイマイズして提案することが可能です。レポートの出力形式などのカスタマイズにも対応しています。
オフライン型買い切りライセンス方式
インターネット環境が不要のオフライン型なので、セキュリティ面を気にせずに運用ができます。ライセンスは1PCにつき1ライセンスの買い切り方式のため、購入後は追加費用なく永続的に使用できます。
計測機能例
- 一括データ解析
- 個数カウント
- キャリブレーション
- ROI指定
- グラフ・表出力
計測項目
- 検出総個数
- 面積
- 最大長
- 最小長(対角幅)
- 垂直フェレット径
- 水平フェレット径
- フェレット径比
- アスペクト比
- 最短フェレット径
- 最長フェレット径
- 重心座標
- 中心座標
- 周囲長
- 円形度
- 円相当直径
- 円相当半径
- ボロノイ面積
- ボロノイ領域分割
- 重心間距離
- 空隙率 など
アプリケーション分野
固体電池材料、機能性化学品、電子材料、半導体、金属・非金属、製薬・化粧品を初めとするあらゆる分野の粒子を解析できます。視認できる粒子であればAIPASにより検出できる可能性が高いです。
解析画像例(左:オリジナル画像、右:解析画像)
- 製薬粉体
- 電池部材(正極材)
- 電池部材(負極剤)
- 電子部材
- 金属粉体
- セラミックス焼結剤