【新製品】ハンディ3D接触角計 Ayriis(アイリス)
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
3D接触角による次世代のハンディ接触角計
Ayriis(アイリス)はKRUSS社が開発した新技術「3D接触角」による測定に対応しています。従来の液滴法では、液滴の形状を横方向のカメラで解析していましたが、Ayriisは測定フード内に90個のLED光源が液滴を覆うように配置されており、液滴表面で反射されるこれら光のパターンを2台のカメラで解析することによって接触角を算出します。液滴法は固液界面のベースラインを読み取る必要があり、場合によってはそこで機器由来または使用者由来の誤差が発生するリスクがありましたが、3D接触角ならベースラインを読み取る必要がないため、例えば初めて装置を触る人でも熟練者と同じ測定精度を保つことができます。
Ayriis紹介動画
PC不要のスタンドアローンモデル
見やすいカラータッチディスプレイを搭載しており、本体上の測定ボタンを一度クリックすればわずか数秒で測定結果がディスプレイ上に表示されます。閾値の設定が可能で、接触角の測定結果からOK/NGの判定結果も瞬時に表示されます。また、充填式バッテリーの搭載により最長4時間の連続使用が可能です。
人為誤差のないリキッドニードルシステムによる全自動の液滴作成・着液システム
AyriisにはKRUSS独自の技術であるリキッドニードルシステムが搭載されています。滴定バルブの細孔から空気圧を利用して線状に液を吐出し、着弾後に固体表面で液滴が形成されるため、運動エネルギーや人為誤差の影響を排除した高精度な液滴作成が可能です。
コンタミネーションのリスクを排除した専用カートリッジ
測定に使用する純水は充填済みの専用カートリッジから供給されるため、液体のコンタミネーションが起こらず、常に正しい測定結果を得ることができます。カートリッジは4ml容量なので、最大4,000回(滴下量1μlの場合)の測定を行うことができます。液の残量はディスプレイ上で確認ができ、液がなくなった際のカートリッジ交換にかかる時間はわずか数秒です。
カタログの送付や装置に関するご質問はこちらよりお気軽にお問い合わせください。
- 特徴
特徴
・ベースライン調整不要の革新技術「3D接触角」に対応
・リキッドニードルによる全自動でスピーディな液滴作成&着液
・PC不要のスタンドアローンモデルなのでどこにでも持ち込み可能
・人為的誤差の出ない完全自動測定
・堅牢なアルミニウム製ボディ
- 仕様
主な仕様
測定項目:3D接触角(静的)
接触角測定範囲:0~180°
接触角分解能:0.1°
接触角精度:2°
滴定方式:空気圧式滴定(リキッドニードル)
カメラ(2台搭載):50fps、 1,024×1,024px
使用液体:純水(充填済み専用カートリッジ)
滴定液量分解能:0.1µl
底部サイズ:58x51mm
装置高さ:290mm
重さ:1.15kg
バッテリー駆動時間:4時間
- 導入事例
アプリケーション事例
・プラズマ処理の評価
・接着剤の最適化
・フィルム等の表面自由エネルギー測定の迅速化
・自動車の内装部品の測定
・自動車ボディの洗浄の評価
・ワックス面の評価
・陶器の清浄性の評価
・大型のサンプル(切断が難しいもの)、壁面や天井などの接触角測定
技術情報 Technical information
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