SPES式 粒子径・濃度分類装置クラサイザー CLASSIZER ONE
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
SPES (Single Particle Extinction and Scattering 単一粒子減光散乱法) は、複雑な粒子混合サンプルの分類と特性評価に非常に適した特許取得済みの光散乱技術です。 SPES 法の粒子径測定装置は、各粒子の固有の光学特性を利用して、不均一な流体内の粒子集団を分類、分析、および計数します。
原理
SPES SIMPLIFIED LAYOUT
懸濁液をチュービングポンプ等で粒子がセル内を流れます。単一の粒子がレーザーを横切る時に透過光強度と前方散乱光の間の干渉パターンがセンサーに記録されます。この干渉パターンは縞を示し照射された単一粒子の独特な光学特性を示します。
SPES SFRINGES
パルス形状解析スキームと独自のアルゴリズムにより測定されたレーザー光の減衰と干渉縞から単一粒子ごとに減光断面積(Extinction Cross Section) Cext∗ と分極率(Polarizability) 𝜶∗ が取得されEOS CLOUDS を描きます。数万個の粒子が数分で測定され、光学特性に基づいて分類されます。
EOS CLOUDS
サンプルの光学指紋である独自の EOS CLOUDS ヒストグラムは、縦軸:logCext∗ 横軸:Log𝜶∗で表示されます。 光学的に異なる粒子が混合しているとその粒子集団ごとに異なる雲が同時生成され、個別に選択、分析、比較ができます。粒子径分布、個数濃度、その他の数値はサンプル全体または特定の取得時間に対して選択的に取得されます。このデータ取得法により個々の粒子の粒子径、濃度を測定、分類することが可能です。
評価事例
- 特徴
光学分類、絶対粒子径分布、個数濃度を測定 多分散、混合物に関わらず個々の単一粒子を検知
光学的な粒子特性の品質管理 中間ステップ(精製/濾過など)なしで空隙率、濡れ、アスペクト比、含有量、不純物、保存寿命などの光学的な粒子特性の管理
粒子の挙動および粒子配合の安定性を直接測定 不均一な濾過されていない対象の生物学的流体、工業用流体、または環境流体中で測定
高分解能な流れ場の粒子分析 cFFF分離、少量化学リアクター、パイロットラインのような他の装置と接続
オーバーサイズ測定、PCAのような統計的評価 高品質のバッチ 2 バッチ分析および製品の配合および製造における規格外粒子の特定や主成分分析 PCAを実現
- 仕様
SPES粒子径範囲* | 非導電性粒子 200 nm – 20 μm
光吸収性粒子 100 nm – 10 μm |
粒子濃度* | 10 e4 – 10 e7 particle / mL (理想10 e6 ptc/mL) |
理論 | 単一粒子減光・散乱式 SPES特許 |
レーザー* |
赤色ダイオード(λ @640 nm, <150 mW) カスタム可
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装置調整 | セミオート (ファブプリセット、設置/メンテナンス時の調整、
センサーの自動調整) |
測定時間* | 10分、取得速度 最大10,000 events/min |
重量/寸法 |
30 kg, 52 cm ×52 cm×30 cm (W×D×H)
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接触面の材料* | 石英、ホウケイ酸ガラス、PTFE、FEP、FFKM、SUS |
設置環境 | 温度: 18~27 ℃、RH: 35~75% RH@25 ℃ |
ソフトウエア | GUI : システム管理、標準分析
アドバンス機能:AddONによる連続流れ場分析CFR、 主成分分析PCSによるバッチ-2-バッチ分析 顧客専用SOP作成
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PC要求仕様 | Intel®Corei5–min4cores@2GHzorsimilar,
40GBavailableonSSD,4GBRAM, Windows10/11(currentservicepack), x2USB3.0(orhigher),1080pmonitor
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サンプル流速* | 安定な流れ場で0.2, 0.5, 1, 2, 4 ccm (cubic centimetre/min) :
粘度 30cSまで
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付属品* | 互換性のある標準シリンジ
ご希望により EOS 液体標準サンプルマネージャー LMSTM EOS液体アドバンスドサンプルマネージャー LMATN EOSオートサンプラーLADTMとLASTM 消耗品 |
- 導入事例
ポリマー/エマルション
バイオ流体/ DDS
顔料/インク 金属/炭素質
研磨剤/酸化物
環境/ マイクロプラスチック/ミネラル 等
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展示会・ セミナー |
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