ハイエンド自動接触角計 DSA100
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
KRUSSが誇る世界最高レベルの全自動接触角計
接触角計の世界的リーディングカンパニーであるKRUSS社のラインアップの中で、最もハイエンドなモデルです。
簡易接触角計DSA25やコンパクトな全自動接触角計DSA30が対応するほぼすべての機能とオプション、A4サイズを上回るような大判サンプルの測定、高圧環境での測定など、ありとあらゆるニーズに応えられる拡張性の高さを備えます。
カメラ倍率は無段階7倍ズームと小さな液滴でも常に最適な倍率で高精度に測定することができます。
滴定や着液などの各種動作の手動化・自動化はもちろん、最大8種類の試薬切り替えが可能なマルチシリンジ、最大測定可能サンプルサイズW700 x D∞ x H275mmを誇るモデルDSA100Lなど、特殊なサンプルを測定できる各種オプションやモデルを取り揃えています。
DSA30と同様、自動軸移動オプションの選択により、XY(θ)軸を自動移動させながら固体上の任意の個所の接触角をワンクリックの全自動で測定することができ、マッピング解析にも対応しています。
転落角(滑落角)用オプションとして、スペースと取らないチルトテーブルまたは装置全体を傾斜させるチルトベースの2種類のご用意があり、必要な機能に応じて選択することができます。
もちろん表面自由エネルギー解析や液中接触角、ペンダントドロップ法による表面張力の測定などにも対応しています。
各種温調オプションに加え、海底の石油採掘現場などで必要とされる高圧条件を再現できるモデルDSA100HPのご用意もあります。
KRUSSの接触角計はすべてモジュール構造を採用しており、すべてのオプションを後から追加することができます。各種制御基板はすべて本体内に組み込まれているため、オプションを追加しても設置スペースを増やすことなく使用できます。
DSA100紹介動画(日本語字幕選択可)
日本語ソフトウェア「ADVANCE」
KRUSSの接触角計や表面張力計共通の専用ソフトウェアADVANCEは、人間工学に基づく設計による高い操作性で、科学機器とは思えない快適な操作性を提供します。
全自動モデルでは多点測定を行う場合に自動プログラムが複雑になりがちですが、ADVANCEであれば簡単にプログラムを組むことができ、その内容も一目瞭然です。測定プログラムをテンプレート化しておけば、以降はプログラムを一切変更することなく測定を行えます。
ADVANCEでは自動プログラム画面やライブカメラ画像を表示する各種ウィンドウ(タイル)は固定されており、上下にスクロールしながら操作を行います。従来のソフトウェアにありがちなタブで表示を切り替えながら操作や確認を行う必要がなく、設定や測定データなどは一目で確認できます。
データはExcel形式にて出力可能で、測定データに加えてグラフも同時に作成されます。
ソフトウェア内でのデータ比較も簡単で、比較データも測定データと同様にExcel形式で出力できます。
言語は日本語のほか、英語、中国語、韓国語などにも対応しており、設定はいつでも簡単に切り替えることが可能です。
ADVANCE紹介動画はこちら(日本語字幕選択可)!
豊富なDSA100のラインアップ
DSA100W(ウエハ)
ウエハの測定が可能なモデルです。自動軸移動オプションと組み合わせれば、複数試薬の多点測定や、マッピング解析を行うことができます。
より安価なDSA30でも同様のシステムを構築して最大12インチサイズのウエハの全自動測定が可能です。
DSA100L(ラージ)
最大サンプルサイズW700 x D∞ x H275mmの測定が可能なモデルです。
DSA100HP(ハイプレッシャー)
最大温度250℃、最大圧力1,750balの超特殊条件下で接触角と表面張力を測定できます。詳細はこちらをクリック。
豊富なオプション・アクセサリ類(一部抜粋)
自動軸移動モジュール
Xのみ、Yのみ、XとY、Xとθ(回転軸)などお好みの仕様にカスタマイズできます。X自動Y手動など自動と手動を組み合わせることも思いのままです。
滑落角測定用チルトベース
装置全体を傾けて測定できます。
滑落角測定用チルトテーブル
テーブル部分のみを傾斜させるためスペースを取りません。
マルチシリンジシステム
最大8種類の試薬を切り替えながら自動測定が行えます。
表面自由エネルギー解析用ダブル滴定システム
ハンディ接触角計MSAで培ったリキッドニードル技術を据置型オプションとして使用できます。
各種温度チャンバ
最低-30℃から最大400℃の環境での測定が可能です。窒素などの不活性化ガスを注入したり、湿度コントロールを行うこともできます。
液中接触角測定用アクセサリ
コンタクトレンズなど濡れた状態の固体の撥液性評価に使用します。
各種ニードル
ステンレスやテフロンコートなど、様々な濡れ性の試薬やあらゆる液量に対応します。
関連アプリケーションレポート
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感圧接着剤(PSA)の表面特性評価方法の発展
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その他界面科学レポートはこちら。
文献リスト
こちらをクリックすると本機または同測定原理の機種が使用されている文献リストのPDFファイルが開きます。最新の掲載文献についてはお問い合わせ下さい。
装置に関するご質問はこちらよりお気軽にお問い合わせください。
- 特徴
主な特徴
・まさにハイエンド、簡易測定から完全自動測定まであらゆるカスタマイズが可能なモデル。
・複数試薬の自動測定、自動軸移動、マッピング解析、特殊条件下での測定など、幅広いニーズに応えます。
・接触角計共通の日本語対応のソフトウェアADVANCEによって快適な測定が可能です。
・研究開発や品質管理など、ジャンルを問わず最適な仕様を作り上げることができます。
3種類のモデルをもとに必要な機能をカスタマイズ
KRUSSの据置型接触角計はアプリケーションに応じて3種類のモデルのご用意があります。モジュール構造を採用しているため、モデル間で各種機能を入れ替えたり、必要なオプションを追加・削除したりを自由自在に行えます。
DSA100B(ベーシック)
液滴の作成にはマニュアルシリンジを使用し、手動で滴定および着液動作を行います。
DSA100S(スタンダード)
自動滴定装置を搭載しており、ワンクリックの全自動測定が可能です。このモデルを基本とし、自動軸移動オプションを追加して多点測定を行うケースが多いモデルです。
DS100E(エキスパート)
自動によるカメラ倍率とピントの調整を行えるモデルです。さらに、4種類の試薬を切り替え可能なマルチシリンジ、自動XYZ軸移動、ペンダントドロップ法による表面張力測定が初期装備されたハイエンド仕様です。ワンクリックで表面自由エネルギー測定やマッピング解析を行うこともできます。
- 仕様
主な仕様(オプションによります)
測定項目:静的接触角、経時変化測定、動的接触角(拡張収縮法、転落角)、表面自由エネルギー評価、マッピング、液中接触角(キャプティブバブル法)、表面・界面張力(ペンダントドロップ法)
接触角測定範囲:0~180°
分解能:0.01°
滴定・着液・測定動作:全自動(ダウングレードにより一部手動化も可能)
XYθZ軸移動:全自動化可能
レンズ倍率:7.0倍連続ズーム
カメラ:CMOS、最大2,300fps高速撮影
可能サンプルサイズ:W320 x D∞ x H275mm
サイズ・重量:W555 x D375 x H490mm・24kg(本体のみ)
主な機能
・接触角計算方法(ヤングラプラス法、楕円法、接線法、真円法、幅高さ法)
・表面自由エネルギー計算機能(OWRK, Fowkes, ExFowkes, Acid-Base, Zisman, EoS, Wu, Schultz1)
・動画録画機能
・バックグラウンド動画録画機能(常に自動録画され続けている動画を後から解析する機能)
→機能紹介動画はこちら(日本語字幕選択可)!
・液体試薬データベース内蔵(ソフトウェア内150種類以上)
・日本語対応ソフトウェアADVANCE
- 導入事例
アプリケーション事例
・表面処理の特性評価
・新しい表面の評価
・粘着性評価
・表面の純度評価
・洗浄工程後の品質管理(ウェハー、ガラス基板、電子部品、フィルムなど)
・界面活性剤の性能評価
・表面の印刷特性の評価
・プラスチックや金属、ガラスの濡れ特性評価
技術情報 Technical information
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