製品情報

簡易接触角計 DSA25

簡易接触角計
DSA25

シンプルなハードウェアで高機能接触角測定を実現する簡易接触角計です。
人間工学に基づく操作性抜群の日本語対応ソフトウェア「ADVANCE」との組み合わせにより、手動機ながら思いのままの接触角測定が可能です。

  • 概要
  • 特徴
  • 仕様
  • 導入事例事例

一部手動だからこその高操作性を備えたベストセラーモデル

着液動作が手動ながら、再現性良く着液可能な独自機構「ドーズ&プッシュ着液システム」を採用した、高い人気を誇る接触角計です。
自動液滴作成、手動着液、自動測定による測定システムは使い勝手が良く、一部手動ながらスピーディー・快適・高精度な解析が可能です。

エントリーモデルながら、初期仕様で表面自由エネルギー測定や拡張収縮法による動的接触角の測定に対応しており、オプションによって転落角(滑落角)や液中接触角、ペンダントドロップ法による表面張力の測定なども可能になります。もちろん、環境チャンバ類のご用意もあるため、温度や湿度の制御にも対応しています。

滴定装置を2台並べて装着することも可能で、任意の2種類の試薬を滴定装置を横にスライドさせるだけで簡単に切り替えることができます。溶液の入ったシリンジを取り替える必要がないため、複数の試薬による接触角測定が必要な表面自由エネルギー解析にも向いています。
KRUSS_dsa25e_detail_15cm

また、ハンディ接触角・表面自由エネルギー解析装置MSAに搭載されるダブル滴定機構(リキッドニードルシステム)オプションを滴定装置の1台として装着すれば、表面自由エネルギーをワンクリックのわずか1秒で測定することも可能です。

KRUSSのすべて装置はモジュール構造を採用しているため、オプションを後からいつでも追加することが可能です。各種制御基板は装置に内蔵されており、オプションを追加しても設置スペースが増えることはありません。

日本語ソフトウェア「ADVANCE」

KRUSSの接触角計や表面張力計共通の専用ソフトウェアADVANCEは、人間工学に基づく設計による高い操作性で、理化学機器とは思えない快適な操作性を提供します。

自動プログラム画面やライブカメラ画像を表示する各種ウィンドウ(タイル)は固定されており、上下にスクロールしながら操作を行います。従来のソフトウェアにありがちなタブで表示を切り替えながら操作や確認を行う必要がなく、設定や測定データなどは一目で確認できます。
データはExcel形式にて出力可能で、測定データに加えてグラフも同時に作成されます。
ソフトウェア内でのデータ比較も簡単で、比較データも測定データと同様にExcel形式で出力できます。
言語は日本語のほか、英語、中国語、韓国語などにも対応しており、設定はいつでも簡単に切り替えることが可能です。

ADVANCE紹介動画(日本語字幕選択可)

豊富なオプション・アクセサリ類(一部抜粋)

滑落角測定用チルトベース

転落角動的前進角/後退角の測定により、静的接触角ではわからない付着性や表面粗さの評価を行えます。KRUSS_dsa25e_pa4020_diagonal_15cm

表面自由エネルギー解析用ダブル滴定システム

ハンディ接触角計MSAで培ったリキッドニードル技術を据置型オプションとして使用できます。kruss_acc_35417_ds3252_dsa100

各種温度チャンバ

最低-30℃から最大400℃の環境での測定が可能です。窒素などの不活性化ガスを注入したり、湿度コントロールを行うこともできます。kruss_acc_31800_tc11

液中接触角測定用アクセサリ

コンタクトレンズなど濡れた状態の固体の撥液性評価に使用します。kruss_acc_28739_st10

各種ニードル

ステンレスやテフロンコートなど、様々な濡れ性の試薬やあらゆる液量に対応します。kruss_acc_30611_ne94

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その他界面科学レポートはこちら

文献リスト

こちらをクリックすると本機または同測定原理の機種が使用されている文献リストのPDFファイルが開きます。最新の掲載文献についてはお問い合わせ下さい。

お問い合わせ

導入検討をご希望のお客様は、弊社お問い合わせページよりお問い合わせください。
受託試験をご希望のお客様は(一財)カケンテストセンター 京都検査所に直接お問い合わせください。
機器利用をご希望のお客様は、導入機関様をご紹介しますので弊社お問い合わせページよりお問い合わせください。

  • 特徴

主な特徴

・着液を手動化(滴定動作と測定動作は自動)することで、装置の簡素化と低価格化を果たしたモデルです。

・日本語対応のソフトウェアADVANCEによって快適な測定が可能です。

・ニードル高さなどをハードウェア側で簡単に変更できるため、簡易接触角計ながら快適な測定が可能です。

・研究開発や品質管理など様々な現場におすすめです。

3種類のモデルをもとに必要な機能をカスタマイズ

DSA25シリーズはアプリケーションに応じて3種類のモデルのご用意があります。モジュール構造を採用しているため、モデル間で各種機能を入れ替えたり、必要なオプションを追加・削除したりを自由自在に行えます。

DSA25B(ベーシック)

液滴の作成にはマニュアルシリンジを使用し、手動で滴定動作と着液動作を行います。カメラは焦点固定レンズを搭載しており、ルーチンワークとしての接触角測定に最適です。
KRUSS_dsa25b_diagonal_15cm

DSA25S(スタンダード)

自動滴定装置を1台搭載しており、ドーズ&プッシュ手動着液システムとの組み合わせで再現性の高い測定を実現します。ほとんどのケースでこのモデルを基本仕様として、必要な機能・オプションをカスタマイズします。
KRUSS_dsa25s_diagonal_15cm

DSA25E(エキスパート)

DSA25Sの1シリンジ自動滴定装置に加え、表面自由エネルギーを1秒で測定可能な空気圧式ダブル滴定システムも初期装備しているモデルです。さらにペンダントドロップ法(懸適法)による表面張力オプションも組み込まれています。滴定システムの切り替えはスライド式で、手で横にスライドさせるだけで使い分けることができます。
csm_KRUSS_dsa25e_diagonal_618x405_67e054a040

 

  • 仕様

主な仕様(オプションによります)

測定項目:静的接触角、経時変化測定、動的接触角(拡張収縮法、転落角)、表面自由エネルギー評価、液中接触角(キャプティブバブル法)、表面・界面張力(ペンダントドロップ法)

接触角測定範囲:0~180°

分解能:0.01°

着液動作:ドーズ&プッシュ手動着液システム(滴定と測定は自動)

レンズ倍率:6.5倍連続ズーム

カメラ:CMOS、最大2,300fps高速撮影

可能サンプルサイズ:W320 x D∞ x H165mm

サイズ・重量:W610 x D250 x H430mm・10kg(本体のみ)

主な機能

・接触角計算方法(ヤングラプラス法、楕円法、接線法、真円法、幅高さ法)

・表面自由エネルギー計算機能(OWRK, Fowkes, ExFowkes, Acid-Base, Zisman, EoS, Wu, Schultz)

・動画録画機能

・バックグラウンド動画録画機能(常に自動録画され続けている動画を後から解析する機能)
→機能紹介動画はこちら(日本語字幕選択可)!

・液体試薬データベース内蔵(ソフトウェア内150種類以上)

・日本語対応ソフトウェアADVANCE

  • 導入事例

アプリケーション事例

・表面処理の特性評価

・新しい表面の評価

・粘着性評価

・表面の純度評価

・界面活性剤の性能評価

・洗浄工程後の品質管理(ウェハー、ガラス基板、電子部品、フィルムなど)

・表面の印刷特性の評価

・プラスチックや金属

・ガラスの濡れ特性評価

技術情報 Technical information
  • 接触角計とは?
  • 接触角計の選び方
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