製品情報

界面粘弾性測定システム DSA30R

界面粘弾性測定システム
DSA30R

接触角計DSA30のペンダントドロップ法(懸滴法)による界面張力の測定機能に、液滴の拡張収縮を行う専用モジュールを組み込むことで、液体同士(または液体vs気体)の界面での界面粘弾性の測定を行うことができるシステムです。

  • 概要
  • 特徴
  • 仕様
  • 導入事例事例

界面粘弾性とは

界面活性剤の吸着によって起こる気/液または液/液界面での界面レオロジー特性を界面粘弾性と呼び、界面の変化に対する抵抗力を示す物性として知られています。これは主に界面活性剤の吸着挙動によって時間とともにダイナミックに変化していくもので、通常のレオメータ―では決して測定できる物性ではありません。
界面粘弾性はエマルションの安定性や、泡沫の安定性に寄与することが知られています。

界面粘弾性測定装置DSA30R

DSA30Rは、ペンダントドロップ法での表面・界面張力測定を行う際、液滴(あるいは空滴)の大きさを一定周期、一定強度で振幅させ、それによって起こるドロップの表面積変化に対する表面・界面張力の変化の応答挙動を評価することで界面粘弾性を計算します。表面積の拡張収縮を行うことで界面活性剤の吸脱着を起こしています。

ソフトウェアはKRUSS社製装置で共通の日本語対応の「ADVANCE」を採用しており、自動プログラムの容易な作成からデータの比較、表計算ソフトへのエクスポートなど、正確で快適な測定をサポートします。

 

ソフトウェア「ADVANCE」画面
DSA30R_ADVANCE

装置カタログやご質問はこちらよりお問い合わせください。

  • 特徴
  • 界面活性作用のある物質を含む液体内に作成した液滴にオシレーション(拡張・収縮)変化を与えると液滴の体積(表面積)の変化にともない、界面張力が変化します。オシレーションに対する界面張力の変化の程度(大きさ、速さ)から界面粘弾性の計算を行うことができます。
  • 通常の表面張力・界面張力の測定も可能です。

原理

66-111_1                        解析波形

66-111_2

  • 仕様

測定項目

  • 表面張力・界面張力測定(ペンダントドロップ法)
  • 界面粘弾性計算機能

装置仕様

カメラフレームレート:最大2,300fps
カメラ:6.5倍連続ズーム
オシレーション範囲:0.001 ~ 20 Hz
測定範囲:0.01~2,000 mN/m
分解能:0.01 mN/m
精度:0.2 mN/m
正確度:0.3 mN/m
温調範囲:-10~70℃(要温調オプション)

  • 導入事例
  • エマルション安定性評価
  • 界面活性剤の挙動評価
  • 泡の安定性の評価
  • 界面レオロジー評価
技術情報 Technical information
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