炭素安定同位体比分析計 G2210-i
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
Picarro社の安定同位体比分析装置G2210-iは、可搬型でリアルタイムに、メタン(CH4)中の炭素同位体比(δ13C)、メタン(CH4)エタン(C2H6)混合比を高感度で測定可能な安定同位体比分析計です。
米国スタンフォード大学で開発されたレーザー技術を応用した、波長スキャン・キャビティリングダウン分光方式(WS-CRDS)を採用。従来方式の一般的な同位体比質量分析計に比べて取り扱いが容易になりました。
食品の産地判別に安定同位体比アナライザーを利用した事例(NTT様ご提供)
- 特徴
◆メタン(CH4)中のδ13Cを全自動で測定します。
◆メタン(CH4)エタン(C2H6)濃度を高精度に測定し混合比率を計算します。
◆キャビティ(測定室)の温度と圧力を高精度に制御しており、使用環境の温湿度に影響されない堅牢な測定部。
- 仕様
◆測定方式: WS-CRDS(波長スキャン・キャビティリングダウン分光方式)
◆測定対象: メタン(CH4)中の炭素同位体比(δ13C)、メタン(CH4)濃度、エタン(C2H6)濃度
◆測定精度: <1ppb(C2H6)、<0.1ppb(CH4)、<200ppb(CO2)、0.5-1.0‰(δ13C in CH4) *1σ, 5分平均
◆測定間隔: Mode1(0.8~1Hz)、Mode2(~1.5Hz)
◆サンプル流量: ~40sccm
◆サンプル圧力: 300-1000Torr
◆本体寸法: W43×H18×D46cm
◆重量: 43kg
◆消費電力: <210W
- 導入事例
◆メタン排出源の特定
・埋め立て地、埋め立てごみ(処理地)、ごみ廃棄場
・石油、天然ガス開発における水圧破砕実験
・放棄農地
・ガス井
・都市ガス地下配管の漏れチェック