マルチガス分析計 G5310
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
PICARRO社 マルチガス分析計(G5000シリーズ)
マルチガス分析計は、環境分野や工業分野でのガス分析における幅広いニーズに対応した高精度なガス分析計です。G5310は、一台で複数のガス成分に対応しており、ppbレベルの極低濃度の一酸化二窒素(N2O)、一酸化炭素 (CO)を高精度な連続測定が可能です。
G5000シリーズは、米国スタンフォード大学で開発されたレーザー技術を用いた、波長スキャン・キャビティリングダウン分光方式(WS-CRDS)を採用しており、従来方式の赤外吸収法(NDIR)やフーリエ変換赤外分光法(FTIR)、ガスクロマトグラフ(GC)に比べ、ppbレベルの極低濃度のガス成分を高感度でドリフト性能に優れた測定が可能になりました。
PICARRO社のG5310は、高精度モニタリング技術が要求される温室効果ガスの測定において、WMO(世界気象機関)やICOS(統合的炭素循環観測システム)が定める国際基準に適合した測定性能を持つガス分析計です。
- 特徴
◆一酸化二窒素(N2O)、一酸化炭素 (CO)を5秒以下のインターバルで連続測定
◆キャビティ(測定チャンバ)の温度と圧力を高精度に制御しており、使用環境の温湿度に影響されない堅牢な測定部
- 仕様
◆測定方式: WS-CRDS(波長スキャン・キャビティリングダウン分光方式)
◆測定ガス種: 一酸化二窒素(N2O)、一酸化炭素 (CO)
◆測定範囲: N2O(1~10ppm)、CO(0~10ppm)
◆測定間隔: <5秒
◆サンプル温度: -10~+45℃
◆サンプル圧力: 300Torr~1000Torr
◆寸法: W43×D51×H32cm
◆重量: 43kg
◆消費電力: <300W
◆設置方法: 卓上もしくは、 19インチラックマウントへの搭載
- 導入事例
PICARRO社独自の振動テスト条や衝撃テスト条件、高温高湿テスト条件をクリアしたWS-CRDSアナライザーは、船舶や航空機、自動車など、様々な使用環境でも正常に動作し、北極/南極や砂漠、水田、亜熱帯地域といった過酷な温湿度環境でも安定性の高いデータを取り続けることができます。消耗品が無く、頻繁なキャリブレーションも不要なPICARRO社のWS-CRDS方式は、どなたでも容易に運用ができます。