熱寸法変化測定装置 HSA Heat Shrinkage Analyzer
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 導入事例事例
加熱板との片面接触時の試料の動的伸縮特性を測定します。
原理 一定張力伸縮性測定式
クランプで固定した試験紙片に一定張力を付加した状態で温度制御した加熱板の付いた測定セルへ落下させます。加熱板との接触の瞬間(100ms後)から紙片の伸縮性の変化が変位センサーで測定され、少なくとも 59 mm長の接触長に対する変化率%に換算され、伸縮率の経時グラフがPC画面に表示されます。実プロセスとの最大限の相関性を確保するため、錘を使って1 N~5 N/60 mm の範囲内で試料に加重されます。 プロセスを反映した評価には動的測定が必要です。
測定例
温度差によるコピー紙の伸縮変化 (張力3.5N、 縦軸 変化率:%(-縮み、+伸び), 横軸:時間)
50℃、 100℃、150℃で測定 高温になる程、縮みが短時間で生じ大きいことがわかります。
波打ち現象の見られるコピー紙
たばこケース包装用OPPプラスチックフィルム
- 特徴
加熱板との片面接液直後からの伸縮性の動特性の測定
簡便な操作性
1台でぬれストレッチと熱収縮測定も可能な装置DSSもございます。
- 仕様
測定原理 | 一定張力伸縮性測定式 |
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試料寸法 | Min.200×(60±0.5) mm |
測定項目 | 伸縮率経時グラフ 任意時刻における伸縮率値(%) 紙の相対湿度 |
測定範囲 | 収縮率—-Max.約5% ストレッチ率—-Max.約27% |
加熱温度 | 室温~230℃ |
付加加重 | 1~5 N/60 mm |
精 度 | ±0.1%以内(但し、伸縮率0~3%時) |
再現性 | ±0.05%以内 |
寸法 | 280(幅)×295(高さ)×320(奥行) mm |
重量 | 15 kg |
電源 | 100V/ 50~60Hz |
- 導入事例
・新聞用紙、ラベル紙、インクジェット用紙、塗工原紙、オフセット印刷用紙、化粧紙などの寸法安定性の評価
・薄膜、シート、フィルム等
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