ドット刻印機(インライン式) i53
- 概要
i53の特長
i53は、コンパクトなサイズと4つのマウント機構により、自動車部品製造など産業用途の自動化ラインに簡単に統合できるように設計されたドットピン方式の刻印機(マーキングシステム)です。様々なアプリケーションに適用できます。
生産ラインで使用できる一体型マシンとして取付位置の制限がなく、堅牢な鋳造合金構造であり、突起物や生産現場での粉塵に耐えるようレザーベローズで保護されるよう設計されています。また、生産ラインへの統合には必要に応じて、i53コネクタ位置を変更することも可能です。スタイラスの素材はタングステンカーバイトを採用しており、刻印する表面に均一なくぼみを作成することによって刻印面を変形させます。 EC1(コントローラー)は、英数字テキスト、ロゴ、2D データ マトリックス コード、または QR コードを彫刻できます。
電磁制御によるドットピンマーキング技術により、平面、凹面、凸面、円形、未加工面、機械加工面など、様々な形状や表面仕上げの部品に刻印(マーキング)を行うことができます。ユーティリティは電源供給のみです。
e10コントローラー
E10コントローラーは、Profinet、Profibus、イーサネットIP通信ボードなどオプションの補助ボードを使用して通信を確立させることができます。
E10Rコントローラーは、小型サイズ且つ、垂直取付けにより、標準の電気キャビネットに設置できるため、インテグレーションに最適です。
Z軸機構
Z軸機構により、マーキングヘッドはアクセスが難しいエリアへの侵入や、1サイクルで複数レベルで部品に刻印したりすることができます。このオプションは、50、100、250 mm のさまざまなアプローチストロークで使用できます。
必要な機器:
コントローラー e10 には 3~4軸のボードが含まれています。
このボードは数値 Z 軸を供給および制御します。
メリット:
部品はいくつかのレベルでマークできます。
マーキングエリア内の障害物を回避します。
マーキング後のヘッドアップが容易になります。
コンパクトで組み込みが簡単。 統合コストを削減します。
変位はマーキングサイクルに含まれます。
Zアプローチ値はマーキングファイルで設定できます。