製品情報

画像解析式自動流動点・曇点試験装置 Orbis Airstar CPPP

画像解析式自動流動点・曇点試験装置
Orbis Airstar CPPP

AirSTAR CPPPは全自動でありながら、流動点試験の標準メソッドとされる手動による従来の傾け法(ASTM D97)を再現した革新的な潤滑油の自動流動点・曇点測定装置です。サンプル全体をカメラで撮影し、画像を解析することで正確な流動点・曇点を測定します。
光学検知や空気加圧など従来の自動測定では、正確な測定結果が得られなかったオイルサンプルに対しても、革新的な画像解析方法により正確な測定結果を提供します。

  • 概要
  • 仕様

画像解析式自動流動点・曇点試験装置 Orbis Airstar CPPPとは

潤滑油の流動点、曇点の試験において、自動試験器が登場して以降様々な自動検出方式が考案されてきました。しかし、一部のサンプルにおいて流動点試験法の基準メソッドである傾け法(JIS K2269, ASTM D97)の結果と合わないことがこれまで問題とされてきました。ORBIS BV社ではその問題を解決するべく基準メソッドと同じ傾け法を自動で再現し、さらに高解像度カメラによる革新的な画像解析により、従来の自動検出方式では検知の難しかったわずかな変化も正確に捉え、どのようなサンプルでも傾け法と相関性のある結果を提供します。

特徴

■サンプル全体をカメラでモニターし、光学検知式では検知の難しいわずかな変化も確実に検知することで正確な測定結果を提供

■冷却溶媒不要、外部恒温槽不要で、独自の冷却エンジンにより-105℃までの高速冷却を実現

■手動による従来の傾け法の測定手順を全自動で再現

■iPadによる直感的でわかりやすい操作を実現。測定プログラムも柔軟にカスタマイズが可能。

■測定ヘッドはワイヤレス給電により動作し、ケーブル接続不要。

■測定ヘッドを交換することで、軽油目詰まり点試験にも対応。

アプリケーション事例

潤滑油の低温性能項目である流動点、曇点の測定に用います。
従来これらの項目の測定はサンプルが規定の温度に到達するたびに目視でサンプルの曇りや流動性を確認する形で実施されておりましたが、本装置はカメラで行う為、オペレーター不在でも測定完了できる点が特長です。

 

AirStar CPPP 製品動画

 

  • 仕様

■検知方式 高解像度カメラによる画像解析方式

■温度範囲 +65℃~-105℃

■ヘッド動作 ステッピングモーターによるリフト、傾け

■冷却設定 0.5℃~60℃/h ステップ冷却、リニア冷却など柔軟にカスタマイズ可能

■温度設定 Pt100クラスAプローブ採用

■電源 100~240VAC,50/60Hz,150W

■寸法、重量 W160×L590×H490mm 25Kg