低温粘度・ゲル化指数試験器 Direct Cool II
- 概要
- 仕様
Direct Cool Ⅱとは
Direct Cool IIは、ASTM D5133及びASTM D7110で規定される温度スキャニングを用いた氷点下での温度変化における粘度及びゲル化指数変化やASTM D2983に規定される低温での粘度を測定する試験器です。
エンジンオイル品質規格ILSAC(GF-2~GF-6)、API(SL、SM、SN、SP)に基づく低温時粘度の決定に必要な装置です。
熱電モジュールで冷却を行っている為、冷媒は使用していません。種々潤滑油の低温物性評価に使用できます。
特徴
- 可燃性の冷媒が不要であり、より安全に氷点下での粘度、ゲル化指数変化を測定可能
- 独立して稼働する2つの粘度計を搭載。効率の良い測定が可能
- 自動測定
- 卓上式でコンパクトなデザイン
用途
- エンジンオイル品質規格(ILSAC、API等)に基づくエンジンオイルの粘度決定
- エンジンオイルの低温時のエンジン保護性能の検証
- ゲル化指数、ゲル化温度の測定
- トランスミッションオイル、ギアオイル、油圧作動油等の潤滑油全般の低温、低せん断条件下での物性変化の測定
- 仕様
- 寸法・重量:37cm×61cm×69cm、25kg
- 電源:110-240 VAC、50/60Hz
- 温度範囲:-40~90℃(温度安定性:±0.1℃)
- 準拠試験規格:ASTM D 5133、ASTM D7110、ILSAC GF-2~GF-6、API SL、SM、SN及びSP、ASTM D2983 (Proc. D)、GB-11121、SH/T0732