錠剤硬度計 TH3シリーズ
- 概要
- 特徴
- 仕様
- 硬度(または破砕力)は、錠剤の物理的特性を規定するものです。硬度値が高い場合は、崩壊が進むまで長いため溶解時間が長くなり、薬物の送達速度が遅くなる可能性があります。一方で、硬度値が低すぎると、破砕性が高く、薬物の送達速度は速くなりますが、製品の安定性が悪くなり、個々の均一性が損なわれる可能性があります。したがって、硬度、崩壊性、溶解性、破砕性の相関を調べることが重要であり、使用用途に合わせた最適な特性を持つ投与形態を作製することができます。
- TH3は、製造現場で圧縮力をすばやくチェックするのに使いやすいポータブル錠剤硬度計です。これは、手動でハンドルホイールを回しながら錠剤に荷重をかけ、硬度を測定します。最大30 mm径まで測定可能で、TH3/200は最大200 N、TH3/500は最大500 Nの力を加えることができます。測定結果は装置の液晶ディスプレイに表示され、PCやプリンターへのデータ出力も可能です。
- TH3は日常的な校正は必要がないため、多忙な生産環境においても簡単に錠剤硬度試験を実施可能です。
- 特徴
TH3の主な特長
簡単な校正
錠剤の破片収集トレイ付き
測定可能な試料サイズ
- 直径30mm未満
錠剤破砕力測定単位の選択
- ニュートン(N)
- グラム(g)
- ポンド(lbs)
- オンス(oz)
液晶ディスプレイ搭載
データレポート出力オプション
- RS-232
- ミツトヨ
- アナログデータ出力
- 仕様
測定破壊強度 | Model TH3/200: 0~200 N ±0.04N |
Model TH3/500: 0~500 N ±0.1N | |
試料サイズ | 最大30 mm径 |
寸法 | 450×70×80 mm、重量:約2 kg |
電源 | AC100V(バッテリー付き) |