ピエゾ式高周波レオメーター TriPAV(トリパブ)
- 概要
- 特徴
- 仕様
概要
最大周波数10,000Hzの粘弾性測定機
TriPAV(トリパブ)はピエゾ方式により、最大10,000Hzの高周波数における粘弾性を測定することができる特別なレオメーターです。従来式レオメーターでは100Hzを超える周波数での測定は困難ですが、TriPAVならその100倍の周波数条件を達成することができます。
TriPAVで取得した粘弾性データ
高周波数での測定が求められるインクジェットインクの評価に最適なほか、ポリマー溶液や塗料など、様々な液体の粘弾性を測定することができます。
測定原理
2枚のプレートの間に少量のサンプルを挟み、ロックインアンプを利用したピエゾアクチュエーターにより一方のプレートを振動させます。下側のプレートの圧電励起と全体的な応答を、パッシブ圧電センサーによって検知し、測定を行います。
サンプルがある場合とない場合の応答振幅と位相の変化を分析することにより、弾性率(G’)、粘性率(G”)、複素粘度(h*)を算出します。
周波数範囲は1~10,000Hzで、5分以下のわずかな時間で全範囲の測定を終えることができます。
短時間測定&少量サンプル
1~10,000Hz条件の測定に掛かる時間はわずか5分以下です。
必要液量は0.1ml以下(ただしサンプルによる)なので、希少サンプルや高額サンプルの測定にも最適です。
導入事例
アプリケーション事例
- インクジェットインク
- 高粘弾性エナメル
- 塗料、インク
- コーティング液
- ポリマー溶液
- 生体液、血液、タンパク質
- 希少サンプル、高額サンプル
- 特徴
特徴
- ピエゾ方式により最大10,000Hzの高周波数における粘弾性を測定可能
- 必要なサンプル量は0.1ml以下
- 1~10,000Hzの測定に掛かる時間はわずか5分
- 温調対応(+5~+80℃)
- 定期校正不要
- 仕様
主な仕様
周波数範囲:1~10,000Hz
温調範囲:+5~+80℃
粘度範囲:1mPa·s以上
サンプル量:0.1ml以下(ただしサンプルによる)