化粧品ウォータープルーフ試験用 ビトロスキン
- 概要
ウォータープルーフ試験用サブストレート
ビトロスキンは人肌のトポグラフィーを模したシートです。サンスクリーン剤のサブストレートとして用いることができ、Labsphere社のSPFアナライザーと組み合わせることでin vitro ウォータープルーフ試験を簡便にすることができます。欧州・欧米・国内において200社以上に導入実績のある世界的に使われているサブストレートです。
特別な前処理を施すことで保湿性を高める
ビトロスキンはたんぱく質や脂質で構成されたシートで、特別な前処理をすることで保湿性を高めることができます。この処理によってまるで人肌に塗布したかのようになじみのある塗膜が形成され、均一な安定した測定ができることが知られています。特にウォータープルーフ試験のような水浴に一定期間さらす場合でも、塗膜が崩れにくく安定した試験をすることができます。
ウォータープルーフ試験について
日本国内ではまだ認められておりませんが、海外諸国ではドメスティックなin vivoウォータープルーフ試験規格が存在しており、中にはISO化が進んでいる試験方法もあります。試験方法としては各国様々なルールがあり、ジャクジーやプールに被験者が入って(水浴工程)どれだけサンスクリーンのパフォーマンスが保持されたか、その耐水性を評価します。評価方法としては水浴試験前のサンスクリーンin vivo SPF値と水浴試験後のin vivo SPF値の比を計算します。重要なのは試験工程にて水浴→乾燥のサイクルがあるという部分です。特に最も厳しい試験として、最長で80分間の耐水性を製品に保証する試験条件もあります。ビトロスキンではこのようなin vivo 耐水性試験を模擬したin vitro ビトロスキンメソッドでの試験がSPFアナライザーと組み合わせることでできるようになっています。